ゆるポタな暮らし

熊本で自転車に乗りながらゆるーく適当に生きている人のブログ

DT Swiss ERC 1400 SPLINE 購入&使ってみた感想

念願のカーボンディープリムを入手。
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今回購入したのはスポークやハブで有名なDT Swissのディスクブレーキ用ホイール、ERC 1400 SPLINEです。
DT Swissの日本版サイトは数年前で更新が止まってるみたい(代理店変わったんだっけ?)なので、この記事の情報は海外公式サイトやレビューサイトがもとになっています。
英語はちょっとしか読めないのでもし間違ってたらごめんなさい。

まずホイールのスペックはこんな感じ。
重量 1538g
リムハイト 47mm
リム幅 内19mm 外27mm
ハブ 240s
スポーク DT aerolite/aero comp
前後12mmスルーアクスル
センターロック対応(6ボルトアダプター付)
クリンチャー/チューブレス

定価は30万円くらいですが、某通販サイトで半額以下になってました。ありがたや。
安すぎるし中古品かワケあり品なんじゃ?と思いましたがキレイな新品でした。
注文から2週間ちょっとで到着。
付属品も全て揃っていて安心しました。

重量についても、ディスク用でこのリムハイトなら割と軽量な部類ですね。
ガンガン山を登りたいぜ!ってなった場合はもっとリムハイトが低くて軽量なRoval CLX32 Discを買おうかなぁと考えてます。(石油を掘り当てたらの話)

リム幅は27mmとなっていますが、そのへんにあったメジャーで測ったら25mmでした。
リム真ん中あたりがちょっと膨らんでて27mmとか?まぁいいや。
リムは25mmと28mmのタイヤに最適化されていて、〜35km/hだと28mm、35km/h〜だと25mmの方が速いというデータがあるようです。

リムにはチューブレス用のテープが最初から貼ってあって、63mmのチューブレスバルブも付属。

ハブは240sで、スターラチェットという特殊な機構。
工具なしで簡単に分解できます。
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aeroliteスポークはたしかにエアロ。
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DT Swissのロード用ホイールは大きく3つのシリーズに分けられていて、
「ARC」=エアロ
「PRC」=パフォーマンス
「ERC」=エンデュランス
となっています。

どれにしようか色々と悩みましたが、ERCシリーズが最も頑丈そうである程度荒れた道でも気楽に使えそうだったことと、たまたま安くなっていたことからこいつを購入。
まぁなんといっても一番の理由は見た目ですけどね。
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スイス×スイスでバイク全体が綺麗にまとまった感じがします。
47mmという絶妙なリムハイトがナイス。

ERCシリーズは快適性だけでなくエアロ性能も重視していて、リムは空力のスペシャリストSwiss Sideとの共同開発だとか。
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何か知らんけどすごそう。


こっからは実際に使ってみた感想。
まだ60kmくらいしか走れていないので、本当に素人の第一印象ということで。
比較対象は完成車付属のNovatec 30SL(重量は多分1900〜2000gくらい)
タイヤと空気圧は同じにしています。
チューブはバルブ長の問題で別のものにしましたが、大して重量に違いはありません。

まず漕ぎ出し、うん普通。
それと登り、これも大きな変化はなし。
ダンシングした時の伸びがちょっと良くなったかも?
とはいえ前後で400gくらい軽量化されているので、登りは結構違ってくるはず。
まだヒルクライムというヒルクライムには使ってないので、今度試してみます。
(※追記 いつもの登りコースで試してみましたが、感覚的に1km/h分くらいは楽になったと思います。あとダンシングで強引にグイグイ登っていけるようになりました。)

んで問題は平地での性能。
これは鈍感な自分でもわかりました。
30km/hくらいまでは特に何ともないのですが、35km以上の維持に必要な力が減ったように感じます。
前は数分維持するだけでゼェハァなっていた速度でも、当然きついのはきついんですけど脚に余裕があるし不思議と走り続けられる、という感じ。

ディープリムは50km/hくらいにならないとその恩恵を得られない、とどっかで読みましたが、それ以下の速度でもまぁまぁ影響あるんじゃないかなー。
平地を長距離淡々と巡航するロングライドなんかではかなり違ってきそうです。

加速はまだよくわかりませんがちょっと楽になった気がします。
ショォッショォッ(コォォォ?)という音が楽しい。

下りは240sハブの性能が良いのかわかりませんが、ギューンと加速していきます。
大げさに言えばグイッと前に引っ張られる感じで速度が伸びていく感覚。
前のホイールが微妙だっただけかもしれませんが、爽快になりました。

2〜3m/sくらいの風の中走りましたが、リムハイトの割に横風には強いと思います。
ある程度の速度が出ていてもフラつくことはほぼありません。
ディープリム全般にいえることかもしれませんが、向かい風での速度の維持も少し楽になった気がします。

最後にラチェット音について。
走り出した時はほぼ無音だったのですが、20kmくらい走ったところカンパをも凌ぐ爆音に変化しました。
個人的には静かな方が好きなので、バラしてグリスアップし、ほぼ元通りの音に。
240sハブは分解がとても簡単で、スプロケごと引っ張るだけでポコンとフリーが取れます。
慣れたら10分くらいでグリスアップできそうです。


以上、少し使ってみての感想でした。
平地好きな自分としては、まさに「こんなホイールが欲しかった!!」と見た目&性能ともに大満足。
今後もっとゴリゴリ使って感じたことを数ヶ月後にでも書こうと思います。
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